チョコレートも発酵食品だった。。。
チョコレートも発酵食品の一つだとご存じでしたか?
チョコレートは、カカオの木に花が咲き、実を結んでから半年ほどかけて実が熟すのを待ちます。
カカオの実を収穫し、実を割りカカオの豆を取り出します。
その際にカカオの実は白い果肉(パルプ)に包まれています。
白い果肉に包まれたカカオの実をバナナの葉または箱に入れて1~2日間発酵させます。
発酵させていくと天然の酵母が働きアルコール発酵を始めます。
アルコール発酵が終わったらカカオ豆を何度も混ぜ酸素を送り込みます。
さらに発酵が進むと酢酸菌(酢酸発酵)や乳酸菌(乳酸発酵)が働きアルコールが酢酸に変わります。
糖分やアルコール、酢酸が豆に浸透していき、最終的にはアミノ酸などの成分が増えていきます。
その後、乾燥させチョコレート生産国へ出荷されます。
2段階の発酵を経てカカオ豆が出来上がります。
チョコレートがまだ飲み物だった時代があったようで、歴史を辿るのも面白そうですね。
<バレンタインデーの起源>
2月14日、日本ではチョコレートを贈る日として定着していますが、
バレンタインデーの起源は、ローマ時代に。
2月14日はローマの女神ユノの祝日でしたが、結婚するとローマ兵士の士気が落ちるという事でローマ皇帝クラウディウス2世が兵士たちの結婚を禁止しました。
キリスト教の司祭だったバレンタインは密かに兵士を結婚させたため、捕らえられ、見せしめとして2月14日に処刑されてしまいました。
そのため、この日を『恋人達の日』とするようになり、愛する者同士が贈り物をしあう習慣が生まれたという説があります。